音信不通の物語
お付き合いを始めて5日後、3回目のデートをしました。
この日は昼間のデートでドライブへ、前2回は夜だったので昼間に彼の顔を見ることになり別の意味でドキドキします
4回目のデートは、3回目のデートの10日後
2日続けて時間が取れるということだったので、初めて遠出しました
と言っても、隣の県くらい
1日目は、初めて会ったお店へ行きました。
あいあい傘をして入ったお店です。何だか自分のホームに帰って来たみたいな感覚
お会計は、相変わらず払わせてもらえない『お金はいいから』という彼でした
いったん、家へ帰り朝早くから待ち合わせをしました
2日目、彼は夕方からお仕事があるということだったので隣の県の観光地へ
本当は、一緒に映画へ行きたかったんだけど面白そうな映画をしてなくてドライブがてら観光地へ
私たちが行った観光地、凄く有名なのに彼は行ったことがなかったらしい
私『嘘でしょ?』っていうレベルで驚きました
仕事仕事で遊んで来なかったんだね
彼が運転してくれて、観光地へ到着しました。着いた場所は、とっても景色のいいところ
階段になっているところは彼腕を差し出して支えてくれました
私ヒールで行ってしまってたんですね、準備不足
海が見える場所へ行くと、とっても綺麗な景色が広がっています
爽やかな風を受けて潮風を一杯に浴びました
今でも景色だけは目に焼き付いてて、幸せな瞬間だったなって思います
観光地へ行くとよく立て看板がありますね
彼はその立て看板の前に立って、一生懸命文字を読んでいました
私は少し離れて彼を観察
彼の性格がにじみ出ている行動だなって思いました
一生懸命な姿が可愛くて。
長いこと読んでいるので「早く行こう!」と彼を立て看板からはがす
海が見える場所から離れ、近くにあった神社へ
お詣りしようとすると、人ごみが凄い…日曜日だもんね、仕方ない
長い列に並びました
私たちの順番が来ました!2礼してパンパンッと2拍
「彼は何をお願いしているんだろう」
そんなことを考えながら、神様にお祈りしてました
お祈りが終わったあと、
彼が『こういうところに来たかった!!』と言っていたので、私は「あ~良かった」とホッと胸を撫でおろしました
彼がどんな場所が好みか分からないまま、日頃の疲れが取れる場所はどこだろうと思って私が提案した場所だったからです
彼は落ち着いた場所が好きみたい
彼曰く、興味はあったけど彼女がいなかったこと、仕事ばかりだったことで来る機会を逃していたとのこと
「いい1日だった」
彼が喜んでくれていたので、それが私には嬉しかったです
彼の欠点は、表情が乏しいところ
表情が乏しい分、言葉がストレート。だから、分かりやすい
思ったことを素直に言ってくれるので、私も素直な気持ちを伝えやすかったです
気を遣わずに彼の前にいられました、心地良かった
彼氏という存在に対して、心を開くのに時間のかかる私が彼の前では何でも話せていました
何でも聞いて受け止めてくれる彼だったから、私は安心してお付き合いできました
私の言うことを否定せず『そうなんだね』って。
お互いに、心地良い付き合いだったと思います
夕方には帰宅し、彼はお仕事へ
彼は『運転疲れた』なんて一言も言わず当たり前のようにしてくれ、私を家の前まで送ってくれました
停車の度に、私の手をギュッと握ってくる彼
彼は大きい人なので、手も大きい
彼の大きな手に包まれて、とってもあったかい気持ちになれました
無言で見つめてくる目も『好きだよ』って言ってる気がして、幸せな時間を過ごせたことに感謝する私でした
【新月の占い】をしてきたからこそ出会えた人だったと今でも思います
普通に過ごしていたら出会える人ではなかった
私の強い思いが通じたんだなって、お月さまに感謝するのでした
音信不通の物語
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